愛と憂鬱

度重なる身バレによる三度目のブログ

時々そ知らぬ顔をして チャンスも降ってくる

お疲れ様です、高橋ヨシオです。


今回は赤毛のアンばりに、
ポジティブな
意識高い大学生のようなお話。






全てのピンチは、見方を代えれば
何かしらのチャンスなのであります。


自分が今まで経験してきたピンチで例を挙げます。




例えば
バンドの大会に申し込んだが 大会1週間前にドラマーが音信不通に!!
大会に出れないだけではなく、
キャンセル料やハコ側に迷惑をかけてしまうピンチ。

昔こんなピンチがありました。


しかしこれは
「新しいドラマーを死ぬ気で探すチャンス」
でもあったんです。

これの際死ぬ気で頼み込んだドラマーが
実はめちゃくちゃ上手いし優しい人で
未だにたまにドラムをお願いしてる人でした。




また
「先生にタバコがバレて停学のピンチ!」

これは逆に「これを切っ掛けにタバコを辞めるチャンス」
でもあったんです。


ちなみに僕はこのチャンスを掴み損ねて
結局タバコを止められませんでしたが。





他にも
サッカーで攻め込まれるピンチは、
カウンター攻撃を狙うチャンスであったり




言ってしまえば
「死ぬかも知れないピンチ」は
「生まれ変われるチャンス」であるのです。




別に宗教的な話がしたいわけではないから
ご安心下さい。











そして最近のもっともホットというか
最新のピンチとチャンスのお話。

つい昨日の出来事です。



実は自分金曜日から
友達とバイクの二人乗りで
福島の方まで行ってたんですが


帰り道でケンカをしてしまい
バイク下ろされて
一人で茨城から自宅の東京まで帰らなくてはならなくなりました。







―別に茨城から東京なんて
電車使えばすぐじゃねえか、
ピンチだなんて甘ったれんなよ!!





そう思う方もいるかもしれませんが
生憎僕は貧乏。
財布にはお金なんと100円も入っていない状態です。



これはピンチ。
帰宅できない。僕はどうすれば良いのか?




とりあえず茨城に住んでる友達が二人いたので
その友達に連絡。


彼等一向に電話に出ない。
勝手に友達呼ばわりしてすいません。



さぁ本格的にどうしようか。
地元の友達に迎えに来てもらうのも
茨城までは流石に申し訳ないし
そもそも迎えに来てくれる友達なんていないし。


歩いて帰ろうにも
ほぼ2日間のトータル睡眠時間3時間だから
歩いて帰る体力もない。


この体力さえあれば
「自動販売機の下の100円を集めて電車」
等の選択肢も見えてきたんですが

もうそれすらする元気は無い。








本格的に困った。本格的にピンチ。
様々な考えが頭に浮かびます。




あんまり人いないから
ここで野宿してゆっくり歩いて帰ろうか。

一眠りしたら体も元気出るだろうので
そうしたら自動販売機の下を漁れば良いや。





最終的にその考えにまとまり
実行するべく、野宿出来そうな場所を探す。

コンビニがあれば
その駐車場で野宿しよう。
もし通報されてもイカガワシイものは何もないし

もしかしたら事情話したら警察の人が
お金くれるかも知れない。



そんなことを考えながらフラフラさ迷ったのですが
一向にコンビニが出てこない。


そりゃ、道にイタチの死体が落ちてるようなところですもんね。
東京の感覚でコンビニ見つけられると思ったのが間違いでした。




それでも僕は歩くしかないので
トボトボと歩いていたら

コンビニではないけど、酒屋さんを発見。



酒屋さんは恐らくバイトとかじゃないだろうから
店主の人は通報じゃなくて怒って来るんだろうなぁ。

それでも一眠りだけさせてもらうか。



っと、酒屋さんの前に腰を下ろして
とりあえずタバコを吸ってみると


フッと目に写ったのは段ボール箱。







…そうだ。ヒッチハイクがあるじゃないか。




最近大学生の間でヒッチハイクが流行ってるみたいですが
僕もそれをやればいいじゃないか。


もしかしたらキレイなお姉さんが拾ってくれて
東京に帰る前に色んなイイコトがあるかも知れないじゃないか。



そこで僕は、
自分が置かれてる状態は
「帰宅できないピンチ」ではなく

「人生で初めてヒッチハイクをするチャンス」



であることに気付きました。






そうと分かれば話は早い。


僕は酒屋さんに飛び込んで
店主さんに事情を話し、

ペンを借りて段ボールを貰い

そこに大きく
「東京」の二文字を書き込みました。






僕は店主さんにお礼を告げ
大きめな通りに出て
その段ボールを掲げて乗せてくれる車を待ちました。





脳内のBGMはMr.Childrenの未来。

もう僕は「困った帰宅難民」から
ミスチルの歌の主役」になったのです。





さて、脳内で何度ミスチルの未来、
特に一番のAメロが再生された頃でしょうか。


全く車が止まってくれないので
ヒッチハイクの場所を変えることにしました。



道だと止まってくれないから、
いっそ図々しく駐車場に張って

人が車に乗るタイミングで声をかけて頼み込んでみよう。





ということで僕は先ほどの酒屋さんに戻り
車の人が集まるお店

がどこにあるのかを店主さんに質問。


この酒屋さんは申し訳ないけど
そんなに人が集まりそうなアレでは無かったのでね笑



すると7キロくらい歩くと
道の駅があるとの教えてくれたので

道の駅まで行き、再度ヒッチハイク








最初は作戦通り、車に乗るタイミングで声をかけようと思ってたんですが

駐車場が広いため、車に乗るタイミングに
ちょうどそこに行くことが困難であることと

流石にそれはやってはならないなぁ
という僅かな良心?が働いたため
道の駅の車の出口にてヒッチハイク





脳内BGMは相変わらずミスチルの未来。






そしてしばらく待っていると
一台の車が窓を開け、声をかけてくれる。

その車を運転していたのは
気の良いおっさんで、
僕を乗せてくれるとのことです。







(ミスチルの未来の主人公になりきっていたので
勝手に「僕を乗せてくれるのは
若くて僕より少し年上くらいのお姉さんだ」
と思っていたため、おっさんであることにちょっと落胆したけど)

僕はありがたく乗せて頂くことにしました。






おっさんが色々僕に話を聞き
僕がそれに返す形で話をしていると

目的地、というか僕を下ろしてくれる所に到着。
場所は埼玉県の春日部駅
あのクレヨンしんちゃんで有名な春日部でございます。



感謝を告げて車のドアを開こうとすると
おっさんが
「これやるから電車で帰りな」
っと優しい言葉を添えて

僕に2000円も差し出してくれました。






そしてその瞬間僕の頭の中は、
「人生初のヒッチハイクをするチャンス」

の文字は消えて
「帰宅出来るチャンス」に書き換えられてました。




しかし流石に2000円も受けとるのは申し訳ないし
多分2000円も電車賃かからないので
1000円だけありがたく頂こうとしたのですが

おっさんも全く引かずに2000円差し出してくれるので
お言葉に甘えて2000円頂いちゃいました。





そして感謝を告げて車を見送った後
電車に乗り、途中ちょっと電車を間違えたりもありましたが

何だかんだで無事帰宅でしました。










ということで、

「帰宅できないピンチ」は
「人生初ヒッチハイクをするチャンス」であり
ミスチルの主人公になりきるチャンス」であり、

最終的には
「2000円もらえるチャンス」
であったわけです。


この話を踏まえて、皆さんも今後ピンチの時は
「一体これは何のチャンスなのか?」
を考えて行動してみると良いかもしれませんね!!







最後に一応写メしておいた
段ボールの画像を貼って失礼します!





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今日の一曲
未来/Mr.Children

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