愛と憂鬱

度重なる身バレによる三度目のブログ

レキシが僕を問いつめる

お疲れ様です、高橋ヨシオです。

 

 

 

 

最近レキシのキラキラ武士がCMで使われていますが

先日レキシが好きな知り合いとお話をしていたら、

 

 

何故クロマニヨンズ好きな人に

レキシ好きな人も多いのか

 

 

という話題が上がりました。 

 

 

 

友達はあまりクロマニヨンズに詳しくなく、

クロマニヨンズについて

 

ブルーハーツのボーカルとギターが今やっているバンドだから

ゴリゴリに尖った音楽をやっている

 

 

というイメージしか持っていないらしく

 

そんなクロマニヨンズを好きな人が

何故あの、クソほどしょうもないレキシを好きな人が多いのか

 

全く理解出来なかったようです。

 

 

 

 

そこで

クロマニヨンズファンに、レキシ好きが多いのかを

自分なりに考えてみたところ、

2つの仮説を立てることができました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

仮説その1

本当のメッセージは実は同じだから。

 

先日斉藤和義クロマニヨンズについて

こんな発言をしています。

 

 

(以下カギカッコ内斉藤和義の発言)

 

伊坂幸太郎さんがね、すごくいいことを言ってるんですよ。"ブルーハーツハイロウズクロマニヨンズとなっていくにつれて、メッセージが蒸発してロックンロールの楽しさが残った"と。まさにそうだし、じゃあメッセージがないかと言ったら、全然そんなこともない。"ロックンロールは元来、ただ楽しくて踊れればいいものでしょ"という、核の部分にどんどん行っている感じがして・・・ヒロトさんもマーシーさんも、男が惚れる男ですよね」

 

 

 

まぁせっちゃん本人も伊阪幸太郎さんの発言を引用しているわけですが

 

ここでは

クロマニヨンズ

ロックンロールの楽しさを伝えている

 

と言ったニュアンスのことが書かれています。

 

 

確かにクロマニヨンズは、曲を通してと言うか

バンドを通してロックンロールの楽しさを伝えてくれていて

また彼等本人も

「今夜ロックンロールに殺されたい」と歌っているように

 

ロックンロールを死ぬほど楽しんでいることが伺えます。

 

 

 

 

 

 

対してレキシの楽曲はどうでしょうか?

 

僕はレキシの曲から

ブルーハーツのような直接的なメッセージをあまり感じることはありません。

 

 

 

しかし、クロマニヨンズと同じく

ロックンロールは楽しいものだと伝えている

せっちゃんの言う「核の部分」は

とても伝わってきますし

 

またレキシ本人もロックンロールを楽しんでいるように見えます。

 

(レキシが楽しんでいるのは

ロックンロールなのか歴史なのかは曖昧ですが)

 

 

 

つまりこの

「ロックンロールは楽しい」というメッセージ

また

「ロックンロールを楽しむ」という姿勢が共通している故に

 

クロマニヨンズのそういう部分に惹かれた人達が

レキシにも惹かれていったのでは無いでしょうか?

 

 

という仮説。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その2

レキシはヒロトマーシーと真逆の価値観をしているから。

 

 

上の仮説とは全く逆の仮説です。

 

 

というのも、過去のヒロトマーシーの楽曲の歌詞から彼等の思想について考えてみましょう。

 

 

ヒロト「永遠なんかはいらないよ 僕が欲しいのは今」(ほんの少しだけ/THE BLUE HEARTS)

 

マーシー

「昨日のことはアリにあげたよ

明日のことは ハエにあげるよ

だけど今この瞬間は

神様にもあげはしない」(一人で大人 一人で子供/THE HIGH−LOWS)

 

マーシー「今だけ 今だけ」(エルビス(仮)/クロマニヨンズ)

 

 

ヒロトの方はもっと良い例がありそうだけど

パッと浮かんだのがこれだったので勘弁を。

 

 

とりあえずこんな具合で、彼等の歌詞から

ヒロトマーシーは過去や未来よりも

「今」というものを大切に生きていることがうかがえます。

 

またマーシーは何かで

過ぎ去ってしまったことなんて僕はもう

クソみたいなものだと思っている

 

と言った発言をしていましたし

そういった意図の発言は確かヒロトもしてたはずです。

 

(なんて言ってたか探すのは面倒臭いから割愛させてもらいますが。)

 

 

このように過去や未来ではなく、今を大切に生きるべきだ

といったメッセージを

クロマニヨンズが伝え続けているのに対して

 

レキシは一体何を歌っているでしょうか。

 

 

「縄文土器 弥生土器 どっちが好き?」(狩から稲作へ/レキシ)

 

「あれ大阪 あれいつの陣?アレ冬の陣?いや夏の陣」(真田記念日/レキシ)

 

 

…もうわざわざ歌詞を抜擢する必要も無いくらい

どの曲でも一貫して過去について歌っています。

 

 

「現在」について歌うヒロトマーシー

「過去」について歌うレキシ。

 

見事に真逆の価値観を見受けられますね。

 

 

 

 

 

 また、この「現在」と「過去」についてだけではなく、

「変化」

というものについても

ヒロトマーシーとレキシは真逆の意見を持っていると考えられます。

 

 

再度ヒロトマーシーの言葉を引用してみましょう。

 

ヒロト「いつまで経っても変わらない そんなものあるだろうか?」(情熱の薔薇/THE BLUE HEARTS)

 

ヒロト「氷もほっときゃ流れるぜ」(タリホー/クロマニヨンズ)

 

ヒロト「変わらないものなんて 何1つないけど」(スピードとナイフ/クロマニヨンズ)

 

マーシー「変わるぜ いつだって 変わるぜ 今だって」(チェンジングマン/THE HIGH-LOWS)

 

 

 

と、このように「変わらないものは無い」

ということを訴え続けてきました。

 

 

しかし、レキシの方はどうでしょうか?

 

 

 

例えば古今to新古今では

「君が歌える 歌があるなら どちらでも良いよ 古今と新古今」

 

キャッチミー岡っ引きさんでは

「今夜こそ私を捕まえてね

他の誰かじゃダメなのよ no no no

あなたが良いの」

 

 

 

一見すると、変化について歌っているようには見えませんね。

 

しかし、

今挙げたような歌は、昔の人のことを歌っていますが

これらの歌詞は

現在では存在し得ない感情を歌っているのでしょうか?

 

答えは否だと思います。

 

 

西暦2016年現在でもでも自分は

「好きなあの娘と一緒に歌えるならば

ロックでもポップでもどっちでも良いよ」と思うし

 

きっと女の子も

「今夜こそ私を捕まえてね」なんて思いながら終電を逃してるんだと思います。

 

 

そんな現在にもある感情を、現在の事として歌わずに

あえて何百年も昔のこととして歌っているのは

何故でしょうか?

 

その理由は

「何百年経っても恋する気持ちは変わらない」

といったメッセージを伝えるためだと考えられます。

 

 

今挙げた歌詞は分かりやすくラブソングを挙げたのですが

ラブソング以外にも様々な歌で、

現在でもあり得る感情をあえて昔のこととして歌っているので

 

正確にはレキシは

「何百年経ってもこういう気持ちは変わらないでしょう?」

というメッセージを僕達に伝えているということが出来ます。

 

 

 

 

 

「変わらないモノは無い」と歌うヒロトマーシー

「変わらないモノ」を歌うレキシ。

 

 こちらでも真逆の価値観を見上げることが出来ます。

 

 

 

 

 

自分なんかは中学生の頃からヒロトマーシーが大好きで

それから10年近くずっとヒロトマーシーを聞き続けていたので

いつからか無意識の内にヒロトマーシー

「絶対的な価値観」のようになっていました。

 

自分は10年もかからずにそのような状態に陥ってしまっていたので

僕よりももっと長い間ヒロトマーシーを好きでいる人達の中には

そのような状態に陥っている人達も少なく無いと思います。

 

 

しかし、ヒロトマーシーが好きな人達は元々

ヒロトマーシーというロックンロール、

自分がそれまで持っていたくだらない価値観をぶっ壊してくれるようなモノに

惹かれた人達なのだから

 

自分が「ヒロトマーシーを聞いて再構築した価値観」を

真逆の価値観で再度ぶっ壊すレキシに惹かれるのも、

全く不自然なことでは無いと思います。

 

 

 

つまりレキシは

真逆の価値観をぶつけて価値観の崩壊を起こしてくれる、

ヒロトの言葉を借りて表現するならば

「今まで覚えた全部デタラメだった」ような気分にしてくれるので

 

レキシを好きになるクロマニヨンズファンが多いのでは無いでしょうか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 これら2つの仮説は真反対の仮説ですし

多分他にも色んな仮説があると思います。

 

レキシは過去のことを歌うことにより

近代文明の否定、

つまりウッドストックのようなモノであるから

そこにロックを感じる

 

とか。

 

 

でもどの仮説が正解かなんてことは

分からないで良いと僕は思う訳です。

 

だって何かを好きになることに

理由なんていらないし

 

理由なんてなくても

どちらも素敵な気分にしてくれるんですもの。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今日の一曲

 真田記念日/レキシ

 

真田記念日

真田記念日

  • レキシ
  • J-Pop
  • ¥250

 

 

 

クロマニヨンズなんてレキシネームいらないんだし

クロマニヨンズとレキシコラボしてくれないかなぁ